• 開催概要

    - 量⼦物理学が身近な世界へ -

    量⼦物理学を創始したハイゼンベルグらの記念碑的論⽂から100年。

    ユネスコは2025年を「国際量⼦科学技術年」と定めました。

    我が国でも量⼦物理学の研究は⻑く、湯川秀樹が量⼦としてのπ中間⼦を予⾔して

    素粒⼦物理学が創始されたことに始まり、今では半導体やレーザーなど量⼦の技術が⽇常となり、

    さらには国産の量⼦コンピュータが稼働して量⼦の世界を⼈為的に操作できる時代に⼊りました。

    この機会に中⾼校⽣や専門外の⽅々に、

    量⼦の概念やその⾯⽩さ、社会的重要性、研究や技術開発の現状などを知っていただき、

    これからの量⼦の 100 年に想いを馳せていただくために、「量⼦フェス」を開催します。

    日時:2025年6月14日(土)・15日(日)各日14:00-21:00

    会場:日本科学未来館(東京・お台場)アクセス

    参加費:無料

    ※ 申し込み方法のご案内は4月30日を予定しています

    主催:一般社団法人日本物理学会

    共催:公益社団法人応用物理学会

    協力:日本科学未来館

    演奏会共催:N'SOKYOTO

    企画運営補助:アカデミスト株式会社

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  • タイムスケジュール

    第1部:講演会

    13:00- 受付開始

    14:00- オープニング

    14:05- 「宇宙最強のコンピュータ、量子コンピュータを創ろう」

    14:50- 「量子でみる新しい宇宙」

    15:30- 休憩

    15:45- 「量子暗号の最前線:私たちの通信データはどう守られる?」

    16:30- 「あなたのスマホにも量子がいる? 日常にひそむ量子の世界」

    17:10- エンディング

    第2部:特別解説 + 演奏会

    17:00- 受付開始

    17:30- 新設常設展示「量子コンピュータ・ディスコ」「未読の宇宙」特別解説

        「量子と芸術」講演

    19:00- 休憩

    19:30- 演奏会

  • 第1部 講演会

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    14:05-14:35

    宇宙最強のコンピュータ、量子コンピュータを創ろう

    藤井啓祐

    大阪大学大学院基礎工学研究科

    ミクロな世界を支配する量子力学の確立から100年の時を経て、量子力学の原理で計算をする新たなコンピュータ、量子コンピュータの研究が世界各国で加速しています。本講演では、このような量子コンピュータの仕組みやアプリケーションなどをご紹介し、量子コンピュータがある未来について想像したいと思います。

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    14:50-15:20

    量子でみる新しい宇宙

    石原安野

    千葉大学 ハドロン宇宙国際研究センター

    宇宙には、普段目にする光では捉えきれない高いエネルギーを放出する現象が数多く存在しています。光や重力波、そして素粒子であるニュートリノで未知の宇宙に迫る研究を紹介します。皆さんも一緒に、宇宙の不思議に思いを馳せてみませんか。

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    15:45-16:15

    量子暗号の最前線:私たちの通信データはどう守られる?

    鯨岡真美子

    株式会社東芝 総合研究所

    量子暗号は、光子が持つ不思議な性質を利用して情報を安全に送るための最先端の技術です。情報を安全に送る仕組みや、私たちの通信を守る技術がどのように実現に近づいているかについてお話しします。

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    16:30-17:30

    あなたのスマホにも量子がいる?日常にひそむ量子の世界

    齊藤英治

    東京大学大学院工学系研究科

    スマホなど、私たちが日常で使う電子機器ほとんど全てで、量子の性質が使われています。特に「磁石」は、量子力学と相対論がなければ説明できません。電子のスピンがどのように磁石を生み出し、テクノロジーに活用されているのか、その不思議な仕組みを解説します。

  • 第2部 特別解説 + 演奏会

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    17:30-19:00

    特別解説

    日本科学未来館では、4/23から「量子」と関わりのある2つの新展示が公開されます。1つは、量子コンピュータのプログラミングを、DJのような体験を通して理解できる「量子コンピュータ・ディスコ」。もう1つは、宇宙研究の最前線としてニュートリノ観測や加速器実験など素粒子物理学の魅力も体感できる「未読の宇宙」です。量子フェスでは、それぞれの企画に携わった未来館の科学コミュニケーターが、新展示をより深く楽しめる特別解説をお届けします。(展示詳細はこちら

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    17:30-19:00

    量子と芸術

    橋本幸士

    京都大学大学院理学研究科

    物理学者が新しい物理学を発見していくプロセスは、芸術家が芸術を仕上げていくプロセスに似ている部分があります。近年流行しているサイエンスアートだけではなく、サイエンスとアートはもっと深いところで源流を共にしているものかもしれません。本講演では、この後に上演される「量子と音楽の融合アート作品」としての交響曲がどのようにして出来上がったのか、といった解説に加え、物理学と芸術の関係などを、ゲストも交えてお送りします。

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    19:30-21:00

    演奏会

    量子フェスのスペシャルイベントとして、量子の考えに基づいた交響曲を演奏します。ヤニック・パジェ氏の作曲による本作品は、物理学者・橋本幸士氏との共同研究により誕生しました。量子の考え方(特に素粒子の従う自然法則)を音楽に翻訳する、という独自の「実験」を試みて生まれた交響曲です。京都を拠点とする演奏家グループ「N’SO KYOTO(エンソーキョウト)」とプロフェッショナルオーケストラによる繊細で力強い演奏が、日本科学未来館のシンボルゾーンに共鳴します。量子の世界へと誘う不思議な感覚に没入できる音楽を、みなさんで一緒に体感しましょう。

  • ご支援のお礼


    量子フェスの開催に向け、2025年1月28日から3月27日までクラウドファンディングを実施いたしました。350名を超える方々からたくさんのご支援をいただきました。ご支援、ご協力いただいた皆さまに心よりお礼申し上げます。

    詳細はこちら

    プレミアムスポンサー

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    後援

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  • 量子フェスに関するお問い合わせ


    日本物理学会 量子フェス事務局

    fes2025-s@jps.or.jp